つくること
社会問題解決とかなんやらは置いといて、ただみんなでわいわいと物を作るのは楽しい
もうすぐ4月
時間が経過するのは早いもので、3月が終わろうとしている。
僕が11月から参加させてもらっている相変わらずのインターン先では、17:00に出勤する子がいる。
この間までは「夜から来る人」というイメージだったが、
最近になって、「夕方に来る人」になった。
季節の変わり目を感じる。
この時期は卒業シーズン
ぼくの研究室の先輩方も卒業した。
去年の4月に研究室配属されてから約1年間。
学部4年の方だけでなくM2の方々にもお世話になった。
3年になってから、研究室配属をした。
今まで視野が狭かったのもあり、そこで初めて大学内に尊敬するひとができた。
尊敬する先輩みたいになりたいと思い、専門スキルを学んだり、勉強会・イベントを紹介してもらい、参加をするようになった。
4月になったら、新しく3年生が入ってきて、今度は指導する立場になる。
僕も同じように、なにかきっかけになれるようなものを与えられたらと思っている。
学会と1年間
日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)という学会にて、インタラクティブセッション形式で開発したシリアスゲームを発表した。インタラクティブセッションは開発したコンテンツを来場者に実際に体験してもらい、直接そのフィードバックを貰うことができるという形式である。
3年の春に研究室に配属されてから、約8ヶ月かけて3人チームでサーベイ、実装を行なった。僕の研究室はアカデミックなものというよりは、社会問題解決に繋がるものを開発するというのを軸としている。
僕たちのチームは自分たちで出し合ったテーマで取り組んでいたので、(僕は)作業が苦痛ではなかった。アイデアの壁にぶつかる時もあったが時間と気合でなんとかなっていた。
この1年間で身についたことは沢山あった。
プログラミング技術だけでなく、リーダーとしてのチームビルディング、モノづくりに対する意識などが挙げられる。
チームで開発するのは大変であった。個々の能力や割ける時間、モチベーションが異なっているため、実装が進むに連れて徐々に距離感が生まれてしまった。スタート地点はさほど変わらなかったはずだが、気がついたら開発作業量はかなりの違いが生まれてしまっていた。そして最後の追い込みは僕の個人開発となってしまった。
このプロジェクトでの制作物は、最終的に自分たちが満足するレベルまで作り上げることができた。インタラクティブセッションでは貴重なご意見を沢山いただいた。僕たちのプロジェクトはまず第一に面白いと思えるものにし、そして社会的意義があるものを作る。という意識だった。そして今日いただいた意見の中に、改良を重ねビジネスとして成り立つものを目指して欲しいという意見をいただいた。
タダで新しいもので遊ばせたら良好な評価が得られるのも当然。独りよがりにならずに、マーケットやビジネスを認識しなければならない。そう強く感じた。
僕は今回の発表が終わり、とても清々しい。そして、来年度からは卒業研究が始まる。一連の研究の流れを知ることができたので、スムーズに進められると思う。今回作ったものは引き続き改良を重ね、ビジネスとして成り立つものに仕上げたい。